たむら歯科では、日本の歯科医療機関の導入率3〜4%に満たないと言われている次世代機器セレック(CEREC)を導入しています。
セレック治療(セラミック治療)とは
CADCAMを使用してセラミックを加工するシステムです。
3D工学カメラを使用し、歯をスキャン(撮影)して3Dデータ化することで、当院に設置している専用の機械でセラミック素材を切削して短時間で被せ物や詰め物を製作することが可能です。
院内で設計・製作が可能なセレックは従来のセラミック治療よりも価格を抑えて治療時間の短縮を図ることができます。
セレック治療のメリット
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治療精度の向上
当院でで被せ物や詰め物を製作することができるため治療時間が大幅に短縮できます。 -
金属アレルギーの心配がない
金属を使わないセラミックを用いた治療なので、アレルギーの心配がなく白くてきれいな状態で治療することが可能です。 -
歯形を取る必要がない
詰め物・被せ物を製作する際の歯形取りの必要がありません。3D工学カメラでスキャン(撮影)するだけなので患者さんの負担を軽減します。 -
低価格・高品質
歯科技巧所へ外注の必要がなく、院内で設計・製作が可能なため、従来のセラミック治療よりも価格を抑えた治療が可能です。
セレック地量のデメリット
- 強い衝撃などで欠けたり割れたりすることがある。
- 歯と一体化させる接着技術が難しい
- 保険が適用されないため費用がかかる。
セレック治療の流れ
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3D工学カメラによる口腔内スキャン
3D工学カメラでスキャン(撮影)し、患者さんの歯の口腔内を3Dデータ化します。 -
スキャンしたデータを元に3Dデータを
作成します。
スキャンしたデータをCAD(コンピュータ)で3Dデータ化します。 -
ミリングマシンによる切削
3Dデータを元にセラミックブロックをミリングマシンで削合します。 -
専用の電気炉で焼成します。
削り出した物を電気炉で870度、25分間焼成します。これで紫色のブロックは歯と同じ色に変化をします。 -
口腔内へセット
完成したセラミックを患部へセットします。
よくある質問
- なぜセラミックが良いのですか?
- アレルギーの心配がなく汚れが付着しづらい生体親和性の高い材料です。
- セレック治療後、いつものように歯磨きをしても大丈夫ですか?
- 普段通りのケアで大丈夫です
- 保険診療は可能ですか?
- 保険適応はありません。自費診療のみとなります。
- 一度の通院で複数の歯を治療できますか?
- 複数の歯を一度に治療することは可能です。
- セレックで製作した修復物は、どのくらい持ちますか?
- 修復物を接着しているセメントが10年で加水分解してくると言われていますので、10年以上はいつ交換になってもおかしくないです。問題なければ、10年以上でも使用し続けることは可能です。
- セレック治療が適しているのは、どんな人ですか?
- 光学カメラでスキャンする事で今までの型取りが不要なるため型取りが苦手な人や、一日でセラミック修復物を入れる事も可能なため忙しい人にも適した治療法になります。